「生きる悪知恵」時には必要かも・・・ [書籍]
以前この本の宣伝に、
著者の西原理恵子さんが、
「ゴロウデラクッス」に、出演していた時のトークがあまりにもぶっ飛んでいて
読みたくなった1冊です。
表紙もインパクト大です
目次を見ますと
第1章 仕事編
第2章 家庭編
第3章 男と女編
第4章 性格編
第5章 トラブル編
のジャンルに分かれています。
そこに、合計60の相談事が書いてあり
それに西原流の「正しくないけど役に立つ」(?)アドバイスが書いてあります。
決してきれいな言葉は、並んでいないのに
何故か、親身に答えてくれている と
思えてしまう所が不思議です。
各ジャンルの、インパクトを受けた話を
さくっと要約して、いくつかご紹介致します。
第1章 仕事編
<相談内容>
使えない部下にイライラします。
<結論>
人として扱わず「ネジ」だと思って下さい。
この「ネジ」は何に使えるのかなと、考えましょう。
この2行を読んだ時、「え~っ、こんなこと書いていいの~!?」
と、思いましたが、
ん?待てよ。
そう考えるとイライラしないかなとも思えました。
そして、
小さなことでも、できるようになったらホメる。
できなかったことは一切けなさないのが基本。とも書いてあり、
あるオリンピック選手の、お母様も同じようなことを言っていたのを
思い出し、「ふむふむ」と感心しました。
第2章 家庭編
近くて遠くて好きで嫌いで
この言葉に
1番身近な人への気持ちって
こんな風に揺れ動いているよなぁ
と、この章では相談内容・結論より
ココロ揺さぶられました。
<相談内容>
結婚して5年。妻がぶくぶく太っていきます。
<結論>
ベトナムには「娘を太らせるのは母親の恥」という言葉があります。
それと一緒で「嫁を太らせてるのは夫の恥」です。
なぁんて勇気づけられる文面でしょう(^o^)/
これは、使える!!と思いました。
第3章 男と女編
この章は飛ばそうかなと、正直迷いました。
まずサブタイトルが
ヤリたいときがヤレるとき
・・・どんな相談内容が連なっているのか、ご想像下さい。
「ゴロウデラックス」でもこの章の内容が、
西原さんの過激なコメントとともに、取り上げられていました。
その中でも、深い心情を捉えているなぁと
思えたものがありました。
<相談内容>
元カレと結婚した友達を、祝福できない。
<結論>
人の幸せが妬ましい、羨ましいときは
自分が幸せじゃないとき。
そういう自分の精神状態を認め、見つめ直すこと
「敵は、己の中にあり」
案外、見過ごし・逃げがちだけど
己と向き合ったら
一時、苦しくても
その先に「凪のように穏やかな気持ち」
が、待っているのかなぁ
なんて思いました(^_^)
第4章 性格編
<相談内容>
最近、涙もろくて困るんです。(51歳・男・自営)
<結論>
体の中の”我慢の箱”がいっぱいなんですよ。
我慢することなく、遠慮せず泣いて下さい。
その年で精神を壊すと大変ですから。
自然のままに垂れ流せばよし。
最後にこの言葉(笑)
でも、あったか~く思えました。
第5章 トラブル編
上手なウソは人生の通行手形
人生も折り返し地点を過ぎますと
「アリ!あり!」と思えてしまいます。
上手じゃないと、ダメですけどね(笑)
<相談内容>
学校の先生がフレンドリーすぎてウザい。(15歳・女・高校生)
<結論>
自分が、ホステスもしくは、ファミレスやマクドナルドの店員になったと思って、
先生のことを 、やたら絡んでくる面倒くさい客だと思って対処すれば良い。
世の中にでたら、もっと嫌な奴はいっぱいいるから。
”なりきりホステス”でかわしのテクを磨け。
西原理恵子さんのことは、漫画よりも先に、
小泉今日子さんと永瀬正敏さんの元ご夫婦が共演して話題になった
映画「毎日かあさん」を観て知りました。
その内容から、子供に対する接し方と
飾らない西原さんの人柄、好きだなぁと思っていました。
西原さんの言葉に
プライドでご飯はたべれません。
生きるって、みっともないことだし、みっともなくていい。
が、あります。
この2つの言葉に、共感しています。
最後まで読んで下さってありがとうございました<(_ _)>